発達障害グレーゾーン+HSCの特性を持ち合わせていると思われる長男、小4息子を育てる悩めるアラフォー母です。
長男は自分の気持ちを言葉で言い表すのがとても苦手です。
それで、自分の気持ちが伝わらなくてイライラしたり、暴言暴力につながってしまうことがよくあると思います。
先日、末っ子が通う療育施設でペアレントメンターの講話・座談会があったので参加してきました。
自閉スペクトラム症の末っ子よりも、長男の相談をたくさんしてしまったんですが、ペアレントメンターからいただいたアドバイスを元にまずは気持ちを伝える努力を一緒にやっていこう!と思ったんです。
それでいつもならイライラー!となる場面で、少し落ち着けたことがあったので記録しておきたいと思います。
ペアレントメンターからのアドバイス
長男がキレやすく、すぐに「〇ね、〇〇す!」という言葉を言ってしまう・・・と相談すると、「うちもよく言ってたよー!もう死んでやるー!とか、ベランダの手すりに足かけたりしながら」と笑いながら話すペアレントメンター。
そっか、うちだけじゃないのね。
「でも、子どもの言葉をまずは否定しちゃいけない!」っていうのが頭にあるから、いちいちパニックになったり動揺したりして頭ごなしに叱ったり注意するのはNG!
ペアレントメンターは
「『そっかー。でもね、あなたがいないと困るんだよね。』という言い方をするといいよ!」と教えてくれました。
子どもが自分の存在を否定したり、自殺したいみたいなことを言いだしたら
- あなたがいないとお風呂掃除する人がいなくなるからお母さんは困る
- あなたがいなくなるとおじいちゃんがすごく悲しむから困る
など。
なるほど!これなら否定せずに「あなたが大事」っていうことが伝えられるんですね。
それから、困っていることや気持ちをやっぱり言葉で伝えられるように練習していくことがとても大事だとのこと。
確かに、長男は気持ちをつたえられないから
- 笑ってごまかす
- もういいや!とあきらめる
- どうせ無駄だと投げやりになる
- イライラして物や妹にあたる
という行動に出てしまいます。
ここがまずは課題だな~!
長男の気持ちを妹に伝えて相談する
週末のある午後。
妹がスマホで遊んでいたんですが、長男もそのスマホでゲームをしたかったんです。
でも、長男はすでに朝から2時間ほどやっていたので普通だったら
母
となります。
しかし、この日はどうしてもその時にゲームをしたい理由が長男にはあったんです。
それを小声でブツブツつぶやいてたから、まずはそれをしっかり聞いてあげました。
長男
ということだったんですね。
母
長男
という言い方になってしまうわけなんです。
これじゃあ誰が相手でも伝わりません。
母
妹
ほーらね、何にも伝わってない^^;
母
長男
こうなっちゃうんですよ。
それで、ふてくされてブツブツ言いながら寝ころんで本を読んだりしていますが、表情は明らかに不機嫌で危険なやつ。
そこでいつもなら私も「あっそ」と言って放っておくんですが、ここでもう一歩踏み込まないと!と思って
母
と言って、もう一度妹と相談してみました。
妹はスマホで何をしたいのかを確認すると、「動画を見たい」とのこと。
動画を見るだけだったらそのスマホじゃなくても、私のをちょっと貸してあげるということでもOKなんです。
母
と言ったらあっさり
妹
ほーらね!
これで気持ちが伝わって相談ができて、いい解決方法が見つかったでしょ^^
長男も笑顔でゲームをして、切りのいいところまでやり終わったら機嫌よく図書館へ出かけました。
さいごに
いつもなら私も「もういいや」ってなってしまうところで、もう一歩踏み込んでやってみよう!という気持ちになれました。
これもペアレントメンターさんに直接相談してアドバイスがもらえたおかげだと思います。
長男がは「気持ちを言葉でうまく伝えられない」という特性があって、それで困ることが多い。
だから、それを少しでも解決して乗り越えるために「一緒に考えてやってみよう!」「こう言ってみたら?」という声かけを常にやっていかなきゃな、と改めて思いました。
その具体的な方法が私も今までわからずにいたんだけど、一つずつ体験を通して母も学習していくんだな、と。
その日の夜、長男が穏やかだった時に
母
長男
母
なんていう会話ができました。
長男も自分がイライラしやすいことをわかっていて、それを何とかしたいと思っているんだな、ということがわかって少しホッとしました。
自分の特性を認めて、少しずつ生きづらさを乗り越えていく方法を見つける。
発達凸凹ちゃんたちにとっても、親にとっても、すごく難しいことだとは思います。
でも、一歩一歩進んでいけばきっと何かが変わってくるはず。
そう思えた一日でした。
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