このサイトを立ち上げたきっかけ

初めまして!

このサイトを管理している『めがねママ』です。

3人の子どもを育てる40代のシングルマザーで、西の果ての離島で生活しています。

 

子どもは現時点で上から10歳、8歳、3歳。

8歳の娘は定型発達だと思うけど、忘れ物が激しくて落ち着きがなく、ADHDの傾向がうっすらあるかな~という気もしますが、日常生活に支障はなく、とても元気で活発な女の子です。

 

3歳の末っ子は0歳児の時から不思議なオーラを感じていたら、やはり1歳半健診でひっかかり、2歳0か月から療育へ通っています。

2歳9か月で自閉スペクトラム症と診断されましたが、超多動でADHDの特性もかなり持っている感じです。

ただ、よく遊び、よく食べ、よく寝る子で、とても元気に過ごしています。

 

長男は小さい頃から変なこだわりが多く、ハッキリ言って育てづらいと感じていました。

  • 昼も夜もなかなか寝ない
  • 食わず嫌いで「おいしい」と自信の持てるものしか食べない
  • 幼少時代の食事はほぼ炭水化物とラムネ
  • ひたすら数字をノートに書く
  • エアコンや室外機が大好き
  • 本の内容や音楽をすぐに覚える
  • 同年代の子どもとあまり遊ばない
  • ものすごい声で叫ぶ
  • 夜中に突然起きて叫びながら走り出す
  • 手先がかなり不器用
  • 洋服の表裏がよくわからない
  • ニオイにかなり敏感
  • 排泄の失敗が多い
  • 首回りを触られるのが超苦手
  • 自分の気持ちをうまく言葉で伝えられない
  • 感情のコントロールが苦手
  • 好きなことにはかなり没頭する
  • 一方的に興味のあることを話す

など、ちょっと変わった子どもだなとは思っていたんですが、私も初めてだったし「子育てってこんなに大変なんだ」、「個性的な子なんだな」ぐらいに思っていました。

しかし、大きくなるにつれて外と家の中でのあまりの違いに悩むようになりました。

学校や習い事の場など外では、先生の言うこともよく聞くし、ルールもしっかり守る超優等生。

家に帰ってくるとちょっとしたことですぐにキレて機嫌が悪くなり、家族へ対して暴言、暴力。

身の回りのこともなかなかできず、ご飯の時間が来てもずっとスマホや本に夢中・・・

私のしつけ方が悪いのかな・・・と思い、外に出したり、押し入れに閉じ込めたり、怒鳴ったり、ビンタしたり、かなり厳しくしたこともありました。

しかし、娘はすぐ理解できることが長男には通じない。

厳しくすればするほど「お母さんは僕がキライなの?」「家出したい」「自分がキライ」など、自分を否定するような言葉が出るようになってきたんです。

「これはこの子にとって逆効果だ」と思いました。

その頃「発達障害」という言葉をよく聞くようになって、「もしかしたら・・・」と思い本を何冊か読んでみました。

すると、長男に当てはまることがたくさんあったんです!

でも全部が当てはまるわけではない。

何なんだろう・・・とモヤモヤしながらも、学校の先生やかかりつけのお医者さんなどに相談して、発達の検査を受けてみることにしました。

結果は「自閉スペクトラム症の傾向はあるけれど診断がつくほどではない。ADHDの心配はない。」とのことでした。

 

我が家は長年中国で生活をしていて、長男が2年生になるちょっと前に日本へ移住してきたんです。

大きな環境の変化もあったし、言葉の壁も大きかったし・・・

おまけに、元夫に長年感じていた正体不明な違和感も「ASD+ADHD」ではないか?という疑いが浮上し、詳しい人に相談したら「おそらく間違いない」と言われたのもこの頃。

元夫は極度のスマホ依存症で、コミュニケーションが難しく、日本へ来てからそれが悪化。

長男としょっちゅうぶつかるようになり、手を挙げることもありました。

そんなこんなが重なった時期だったので、かなりのストレスもあったんだろうなと思います。

 

元夫と離れてから、長男はしばらく落ち着いていたんですけど、やっぱり何か抱えているような感じでした。

学校生活も習い事も周りとトラブルを起こすことなく、それなりにこなせてはいるし、勉強もできる。

学校での出来事もよく話してくれるんだけど、友達の名前はほとんど出てこない。

行事が重なると体調を崩しやすい。

「やっぱり周りに合わせるのがキツイのかな・・・」

「みんなと同じように流れに乗るのが苦手なのかな・・・」

 

そこで、発達障害、HSC(敏感すぎる子ども)に関する本やテレビを見まくりました。

すると長男に似た感じの人たちがたくさんいることがわかったんです。

いわゆる「グレーゾーン」と呼ばれる人たちです。

 

そして、この記事を読んだときにハッとさせられました。

>>「発達障害?」「HSP?」どれもぴったり来ないのは「薄め+重複さん」かもしれません

この記事の中でこんなことが書いてあったんです。

「もし薄いASD+薄いADHDを持ち合わせていたら?」

「もしHSPとADHDを薄く持ち合わせていたら?」

という話題がありました。

それぞれの特性が薄めなので診断されるには及ばないけど、そのはっきりしない様子から周囲の支援も得にくくて、困り感としては、診断を受ける方以上だったという話。

これを読んで、長男はこれだ!って思ったんです。

さらにこのようなことが書いてありました。

このように、異なる性質を併せ持つ場合、それぞれの性質が薄く重なり合うことは、思った以上に困難が強くなる場合があることがお分かりいただけたでしょうか。

 

診断名・性質名にこだわらないで

ご自分の中で生きにくいと感じることがあって、その理由を探った時に、発達障害やHSPのような生まれ持った気質と「かぶる」のであれば、それぞれの対処方法から自分に合うものを上手に選択して取り入れてみると良いと思います。

でも、あなたにパーフェクトに合うものは見つからない可能性が高いでしょう。

それは、なんだか頼りなく、不安な気持ちになるかもしれません。

でも、それこそが、ご自分だけの色です。

唯一無二の大切な存在であること。誰にも代わりはできないこと。

そう、思っていただけるといいなと思います。

確かに、長男にぴったり当てはまるものは今のところ見つかりません。

だけど、「いろんな特性が薄く重なり合っている」という表現はすごくしっくりきたんです!

この記事を読んで、少しでもご自分の色合いがわかったー!と思ってくださったら嬉しいです。

最後に、「こんな風にするといいよ」というアドバイスも書きましたけど、やはり、どの色合いの方にも通じること、というと、このくらい「ざっくり」したことしかお伝えできません。

本当に心苦しいのですが、そこから先は、ご自分で(あるいは身近な人や相談者とご一緒に)探していただくほかありません。

うん、うん、確かに!

長男は世界にたった一人。

彼の持つ特性も、きっと世界にたった一つなんだと思います。

 

長男は私に似ている部分もあるけど、親でも理解できない部分がたくさんあります。

だから、長男のことをもっと理解したいと思ったんです。

困った時の対処法や、表現方法を一緒に見つけていけたら、もっと楽しめるんじゃないかな~と思ったんです。

 

せっかく私を選んで生まれてきてくれたんだから、このチャンスを生かさないのはもったいない!

そんな気持ちで、長男のことを記録して、分析して、一緒に考えて、楽しんでいきたいと思っています。

 

同じように子どもの発達のことや育てにくさで悩んでいるお母さんはたくさんいると思います。

そんな方々とも気持ちを共有したり、情報交換したりできると嬉しいです。

感想やコメントなどもどんどんお寄せ下さい^^