発達障害グレーゾーン+HSCだと思われる小4息子を育てるアラフォー母です。
長男は4年生の3学期に入ってから、通級指導教室のお試しをさせてもらいました。
ここでは、通級指導教室のお試しでどんなことをしたのか、息子や先生の記録などをもとにご紹介します。
- 通級指導教室でどんなことをするのか知りたい
- 先生から通級指導教室をすすめられている
- 通級指導教室での支援や指導をお願いしたいと思っている
そんな親御さんへ少しでも参考になればいいなと思います。
通級指導教室のお試しでやったこと
小4の長男は週に1回、主に道徳の時間に通級指導教室へ行き、先生と一対一で指導を受けました。
通級指導教室というのは、障害の比較的軽めの子が普通学級に在籍しながら、その子の特性や困りごとに合わせて週に何時間か個別に支援や指導を受ける教室のことです。
法律では次のように定義されています。
通級による指導とは、小学校又は中学校の通常の学級に在籍している軽度の障害のある児童生徒に対して、主として各教科等の指導を通常の学級で行いながら、障害に応じた特別の指導を特別の指導の場で行う指導形態です(学校教育法施行規則第140条及び同施行規則第141条)。
出典:http://www.nise.go.jp/cms/13,3330,56,255.html
SST(ソーシャルスキルトレーニング)
私も専門的なことはわからないし、先生からも説明を受けていないのでよくわからないのですが、先生の記録からこれが「SST(ソーシャルスキルトレーニング)」という活動なんだろうな、ということがわかりました。
ソーシャルスキルトレーニングというのは「社会生活技能訓練」や「生活技能訓練」とも呼ばれています。
社会で人と関わるときに必要なコミュニケーションとか、日常生活を送るうえでのスキルなんかも、ソーシャルスキルに入るようです。
ソーシャルスキルをトレーニング、つまり訓練することで、
- より生活しやすくなったり
- 社会での困りごとを減らしたり
- 自分なりの対処法を身に着ける
ということができるようになるのが目的です。
この記録はほんの一部だけど、息子はやりたくないことがたくさんあるんだな~ということがわかりました。
家ではやりたいくないことは、ほとんどやってません(笑)
やらせようとしてもほぼ無理。
反抗するか、あれこれ言い訳を言って逃げるかのどちらかで、私もイライラするので無理にやらせようとは思わなくなりました。
学校ではきっと頑張っているんでしょうね。
苦手なこと、嫌なこともとりあえずやってみようという気持ちはあるみたいです。
最後の「これからはどうしようと思いますか」という質問の答えが「ゆめだと思い込む」って・・・苦笑
現実逃避することが今の息子にとっての対処法なんだな~ということがわかりました。
言葉あそび・脳トレ
言葉を使ったパズルや脳トレゲームのような活動も毎回ありました。
記憶したり、言葉を使ったゲームはわりと得意みたいで、特に問題なくできたようです。
先生とゲーム形式で対戦するというのが面白かったようで、負けると「次は勝ちたい!」というやる気アップにもつながっていました。
通級指導教室のお試しの感想
通級指導教室が終わると、毎回このような記録をします。
- 活動の記録
- 本人の感想
- 担当の先生からのコメント
- 担任の先生からのコメント
- 保護者のコメント
を書き込むようになっています。
息子の「いまのきもち」は全部「たのしかった」に丸がついていました。
家で話しを聞いても、楽しそうに活動内容を話してくれました。
このファイルを家に持ち帰って、親がコメントをしてからまた学校へ持たせます。
担当の先生は、親のコメントにも返事を書いてくださいました。
普段は親と担当の先生が話す機会ってあまりないんだけど、この記録用紙を通じて少し交流ができました。
通級指導教室のお試しを終えて
新型コロナウイルスの影響で、3月に入ってから臨時休校が決定。
通級指導教室のお試しは3回しかできませんでしたが、息子は「これからもずっと通いたい」と言っています。
ただ、うちの息子が通級指導教室で指導や支援を受ける対象として相応しいのかどうか、その点は先生に聞いてみないとわかりません。
通級指導教室へ通うことを希望している親御さんが結構いて、2学期の終わりごろには「予約待ちがいっぱい」という話も聞いてたし・・・
息子は言葉も理解できているし、勉強に関してはそれほど困っている様子はありません。
でも、授業中に身体がムズムズしたり、家での暴言暴力を見ていると、何かに対して困っているのは確かです。
通級指導教室に通うことで、「自分の気持ちを言葉で相手に伝えられるようになったらいいな」というのが私の一番の願いです。
特に困っていることや手伝ってほしいことを、家でも学校でもうまく伝えられるようになれば、少しは楽になるんじゃないかなと思っています。
5年生に上がってからどうするかについては、担当の先生と面談をして決めることになります。
先日、このような個人面談希望用紙をもらってきたので、希望を書いて出しました。
3月半ばに時間を作ってもらえたので、その時に相談しようと思います。